沖縄ダイビング・ツアー情報
沖縄ダイビングツアー一覧
沖縄ダイビングの特徴
サンゴ礁の海
日本近海はサンゴ分布の北限域とされています。群落になっているサンゴとなると和歌山県の串本が北限ですが、もともと暖かい海に生息するサンゴが最も多くみられるのが沖縄の海です。
サンゴ礁はとても多くの海洋生物の住みかとなっていて、地球の表面わずか0.1%の面積に海水魚の4分の1に相当する4,000種が生息しています。サンゴ礁の多い沖縄の海は、それだけ見るべきものが多い海といえるでしょう。
マンタに会える
優雅に泳ぐ姿がダイバーを引き付けるマンタには、オニイトマキエイとナンヨウマンタの二種類がいます。このうちオニイトマキエイは単独で外洋を回遊して回る習性があり、狙って会うのが難しい生き物です。
これに対してナンヨウマンタは群れで行動し、サンゴ礁周辺の比較的浅い海に居つきます。石垣島周辺をはじめ沖縄の海にはこのナンヨウマンタが生息しているため、マンタに「会いに行く」ことができるのです。
1年を通じて潜れる
沖縄は大小さまざまな島から構成されています。周りを海に囲まれている島は、どの方角から風が吹いても島影に隠れる側があります。季節ごとに吹く風の向きに応じ、風下側のポイントを選んで潜れることは島から成る沖縄のメリットの一つです。
さらにこのことは同じ島でも季節ごとに違ったポイントを楽しめる、ということも意味します。一般的に南~西寄りの風が吹く春・夏は各島の北~東側のポイントに、北~東寄りの風が吹く秋・冬は島の南~西側のポイントに潜りやすくなります。
沖縄ダイビングのシーズナリティ
沖縄でのダイビングのおおまかな年間の季節感を知りたいという方は、1年中ダイビングを楽しめる沖縄|時期(季節)ごとの魅力を解説も参考にしてね!
12月・1月・2月・3月
12月からシーズンを迎えるのは与那国島。12月~5月の時期、ハンマーヘッドシャークの群れが現れます。多い時には200匹以上の大群に囲まれることも。神秘的な海底遺跡に行くのにもこの時期が適しています。
また1月~3月の沖縄はクジラのシーズンでもあります。ザトウクジラが繁殖のためはるばる南下してきます。久米島や慶良間諸島ではこの時期、ホエールウォッチング船も運行されます。体長15m、体重30tもの巨大なザトウクジラが繰り広げる豪快なパフォーマンスはきっと感動ものでしょう。
冬に沖縄で潜れるの?と気になる方は月別の記事もご覧ください
4月・5月
久米島では4月中旬~5月上旬クメジマボタルが飛翔します。クメジマボタルは沖縄で久米島だけに棲息するゲンジボタルの一種で、沖縄県の天然記念物にも指定されている貴重な固有種です。アフターダイブに幻想的なホタル観賞を楽しめます。
そして5月GW明けから沖縄は梅雨に突入。でも本州の梅雨のようにしとしと降り続けるような雨ではなく、ざっとスコールのような雨が降ったりやんだりする降り方。雨が止むと風もなく海が穏やかになるので、意外と好コンディションで潜れるという現地サービスの方もいらっしゃいます。
5月下旬、徐々に南風が吹き始めると、宮古島では八重干瀬(やえびし・やびじ)に行きやすいシーズンを迎えます。八重干瀬は「幻の大陸」とも呼ばれる東西約6.5km、南北17kmにおよぶ広大なサンゴ礁群。サンゴ礁に囲まれた内側には砂地や一面のサンゴが美しいポイントがあり、外側ではハナダイの群れやナポレオン・ウミガメに会えるポイントがあります。
6月
6月沖縄は早くも梅雨明けを迎えます。2020年までの過去30年の平均では6月231日ごろが沖縄の梅雨明けの時期です。7月・8月に比べると旅行費用も高くなく台風の心配も少ないので、各離島とも6月は狙い目の時期と言えるでしょう。
また5~6月の大潮の夜はサンゴの産卵が行われる可能性が高く、夜の海がサンゴの卵でピンクに染まる神秘的な体験を目的にダイビングに行く方も多いようです。
この他西表島がとくに有名ですが、6月下旬~7月下旬は一夜だけ咲き翌朝には川面に落ちる「サガリバナ」が開花の時期を迎えます。薄いピンクの花が川面にいて流れる様子は何とも優雅で幻想的な光景です。
期間というより日にち限定の見どころがたくさんあるこの時期は、沖縄離島のダイビングが混み合う時期です。希望通りのダイビング旅行を叶えるなら、2~3月頃には予約・申し込みされることをおすすめします。
7月・8月・9月
7月・8月・9月真夏の時期は沖縄ダイビングのトップシーズン。どこの離島でも真っ青な沖縄らしい海が楽しめますが、特に八重山諸島で有名なポイントがベストシーズンを迎えオススメです。
西表島では7月~9月、西表島を訪れるダイバー憧れのスポット「仲之御神島」(通称「オガン」)に最も行きやすくなります。西表島から南西に約16km、黒潮の支流が洗う絶海の孤島オガンは、水深50m付近から根がそびえたつダイナミックな地形で、その根に潮が当たることでイソマグロやバラクーダなどの大物が集まってくる大興奮の海です。ただ流れが速いだけあって本数やドリフトダイビングの経験など一定のスキルが求められます。
また、石垣島では海の人気者マンタに9割の遭遇率で会える「川平のマンタスポット」に行ける確率が最も高いのが、南よりの風で海が安定するこの夏の時期です。
10月
秋を迎え風向きが段々北寄りに変わってくると、宮古島の有名な地形ポイントがシーズンを迎えます。下地島エリアにある魔王の宮殿や通り池、アントニオガウディなどは9月~4月が行きやすい時期です。
また石垣島のマンタポイントではマンタの求愛の時期が始まります。一度にたくさんのマンタに会いやすくなるのがこの季節です。
11月
11月は台風の影響の心配もほとんどなく気温・水温もまだまだ高いため、沖縄離島でのダイビングの穴場的シーズンです。旅行費用も夏場や10月に比べると徐々に下がっていきます。
慶良間諸島の座間味島では11月は「座間味島ファン感謝月間」と銘打って、座間味島の島人たちがさまざまなイベントで来島者をおもてなししています。例えば毎週土曜日の夜は島人芸能ショーが開かれ、宿の女将やマリンショップのオーナー、スタッフが一押しの芸で楽しませてくれます。また島内陸上や水中では、島内で利用できるお得な商品券や高速船優待券などが当たるタグを探す宝探しゲームも。慶良間諸島でのダイビングを予定してるなら、この時期に合わせて行くと他の時とは違った楽しみ方ができます。
11月の沖縄でのダイビングのおすすめスポットや必要な備えは『11月の沖縄ダイビング!秋から冬にかけて海を堪能するための防寒対策からおすすめスポットまで徹底解説』で紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください。
沖縄の人気ダイビングスポット
石垣島マンタスポット|川平エリア
石垣島の川平エリアはマンタに会いやすいポイントとして有名です。「川平石崎マンタスクランブル」は、マンタが体についた寄生虫などをクリーニングフィッシュに食べて掃除をしてもらうクリーニングステーションになっていて、観察がしやすいスポットです。
またマンタスクランブルから西に400m離れた場所にも、やはりクリーニングステーションになっている「マンタシティポイント」というダイビングポイントがあります。
ベストシーズンやマンタダイビングの注意点など詳しく解説した関連記事もありますので、よければご覧ください。
宮古島三大地形スポット|魔王の宮殿、通り池、アントニオガウディ
宮古島もダイビングに訪れる方が多い島ですが、中でも人気なのが地形スポットです。魔王の宮殿、通り池、アントニオガウディの3つが三大地形スポットとして知られており、いずれも宮古島の西の下地島(しもじじま)沿岸に位置しています。
魔王の宮殿は3つの部屋からなる地形スポットで、差し込む光が幻想的な景色を作り出します。通り池は陸側にある池と海が地下でつながっていて、ダイナミックなアーチと温度や塩分濃度が異なる水が接してできる境界線が特徴的です。
宮古島の西側にある三大地形スポットはいずれも、風向きが北~東寄りになる冬場に行きやすくなるエリアです。スポットや行き方、注意点などは関連記事で紹介しています。
西表島|仲ノ御神島(オガン)
世界自然遺産に登録された西表島は、イリオモテヤマネコをはじめとした固有種が生息する生物多様性が魅力の島。陸域の豊かな自然は島の周囲の海にも恵みをもたらし、サンゴ礁に群れるアカネハナゴイやスズメダイ、マンジュウイシモチなどの魚たちが見られます。
また西表島は暖流黒潮の流れの真ん中に位置し、イソマグロなどの大型回遊魚が巡ってくるのも大きな特徴です。特に有名なのが西表島の南の外洋に浮かぶ仲ノ御神島(なかのおがんじま)、通称オガンと呼ばれるスポット。海底から巨大な根が突き出しており、潮の流れに乗ってやってくるバラクーダやロウニンアジ、イソマグロなどの大型回遊魚との遭遇が期待できます。
オガンは上級者向けのスポットですが、西表島には初心者が楽しめるスポットもたくさんあり、本数を重ねスキルアップするごとに通いたくなる島です。
与那国島|海底遺跡
与那国島は沖縄本島から南西に500km、台湾までわずか111kmの日本最西端の島です。そんな与那国島で有名なのは島の南側の海底に横たわる「海底遺跡」。巨大な一枚岩から形成されていて、階段状のテラスや直角に切り立った壁などまるで人工物のような地形がみられます。その神秘的な景色を一目見ようと多くのダイバーが訪れています。
島の南側の海底遺跡に行きやすくなるのは、北寄りの風が吹く冬のシーズン。同じころ与那国島にはハンマーヘッドシャークの群れも出現し、ダイビングのピークシーズンを迎えます。リピーターの絶えないこの時期の与那国島ダイビングを楽しむためには、早め早めに計画し予約を取るようにしましょう。
沖縄本島|青の洞窟
離島だけではなく、沖縄本島にももちろん人気のダイビングスポットがあります。沖縄本島を代表するダイビングエリア恩納村の真栄田岬にある「青の洞窟」は、沖縄ダイビングを象徴するスポットと言っても過言ではありません。
水面から差し込む太陽の光が海底の白い砂に反射し、まるで青いランプを灯したような幻想的な光景が広がります。水深が比較的浅いため、体験ダイビングやシュノーケリングでも楽しめます。
それだけに混みあうスポットのため、時間帯や時期をずらす工夫をすると、より余裕をもって潜ることができるでしょう。
アクセス・行程と計画のヒント
直行便で行ける離島|石垣島・宮古島・久米島
東京羽田空港発着の場合、直行便が運航されている沖縄離島は、石垣島、宮古島、久米島になります(久米島は夏期のみの季節運航)。 このうち石垣島、宮古島への直行便はJAL(日本航空)、ANA(全日空)がともに運航しています。久米島への直行便はJALのみが運航しています。
特に石垣島直行便は通年で羽田発朝発便を運航しており、到着日からダイビングを楽しみたい場合にはこれら直行便を利用すると便利です。また宮古島もANAが朝発直行便を設定しています。
なお、石垣島、宮古島、久米島へは直行便のほか那覇経由便を利用しても移動できます。那覇空港から各離島へは1~2時間ごとに1本フライトがありますので、発着時間を選びたい場合や直行便が混み合う時期には那覇経由便も利用するとよいでしょう。
羽田~石垣島の直行便
・便数:JAL2往復/ANA2往復
・所要時間:約3時間~3時間15分
・午前着:JAL・ANAともあり
羽田~宮古島の直行便
・便数:JAL1往復/ANA1往復
・所要時間:約2時間30分~3時間
・午前着:ANAのみあり
羽田~久米島の直行便
・便数:JAL1往復(夏期のみ、復路途中降機あり)
・所要時間:約2時間40分~3時間55分
・午前着:なし
経由で行く離島|慶良間諸島、西表島、与那国島
慶良間諸島の座間味島、阿嘉島、渡嘉敷島へは沖縄本島からフェリーまたは高速船で移動してわたります。最も近い渡嘉敷島へは高速船で40分で到着します。座間味島、阿嘉島へも高速船で50分~70分で渡れます。(高速船が寄港する順番で所要時間が変わります。)
八重山諸島に含まれる西表島、与那国島へは、石垣島を経由してわたります。西表島へは石垣港から高速船で移動、島内の目的地により上原港または大原港どちらかを使って入島します。
与那国島へは石垣島から航空便を乗り継いで移動します。石垣~与那国間は1日3往復航空便が運航されています。また、那覇空港からも与那国島への航空便が運航されています。
離島までの高速船・フェリーも含みます
慶良間諸島(座間味島、阿嘉島、渡嘉敷島)・西表島までは、それぞれ沖縄本島・石垣島との間で、高速船またはフェリーでの移動が必要です。空港~港間の移動時間も考えて、航空便と船の接続時間は、往路約60分以上、復路約90分以上が目安となります。
ちなみに南西旅行開発のダイビングツアーには、各離島までの高速船・フェリーの予約・料金も含まれています。
空港~港間の移動時間
| 慶良間諸島 | 那覇空港~泊港間、タクシーで約20分(約2,000円) |
|---|---|
| 西表島 | 石垣空港~石垣港離島ターミナル間、路線バスで約40~50分(540円)、タクシーで約30分(2,700円) |
※所要時間・料金は一般的な目安です。交通状況等により変動する場合もございます。
到着日もダイビングできます!
沖縄は到着したその日からダイビングできるから、旅行期間を有効に使えるよ!
東京羽田空港を早朝(6:00~7:00)に出発する航空便を利用すれば、スケジュール面ではすべての離島で到着日からダイビングができます。(石垣島、宮古島、久米島、慶良間諸島、与那国島は2ダイブ、西表島は1ダイブ可)ただ、現地ダイビングサービスの他のお客様のご利用状況により対応できる場合・できない場合がありますので、ご希望の際はお申し出頂ければ都度確認いたします。
帰りの交通|選び方の目安
一般的に羽田空港に15:30頃までに到着する那覇経由の乗り継ぎが追加料金なくご利用頂ける航空便になります(一部時期・日程により例外はあります)。ダイビングが主目的の方は、15:30頃までに羽田に到着する航空便・乗り継ぎをご利用になると費用をおさえられます。
15:30頃までに羽田に到着する航空便・乗り継ぎの各島出発目安の時間は下記の通りです。
- 石垣島 ・・・ 石垣空港11:00頃出発
- 宮古島 ・・・ 宮古空港10:40頃出発
- 久米島 ・・・ 宮古空港11:15頃出発
- 慶良間諸島 ・・・ 各島の港10:00頃出発
- 与那国島 ・・・ 与那国空港09:30頃出発
- 西表島 ・・・ 上原港・大原港08:00頃出発
各島の観光を楽しんでから帰りたいという場合には、午後~夕方の各島出発も選べます。例えば石垣島のJAL直行便は19:00台に出発しますので、1日たっぷり観光を楽しめます。
せっかく沖縄まで足を伸ばしたので他の島も観光したいという方は、帰路に沖縄本島や石垣島に寄り延泊するというアレンジもできますので、お気軽にご希望お寄せください。
現地ダイビングサービスの各島情報
沖縄ダイビングツアー企画実施
南西旅行開発株式会社
/東京都知事登録第2種‐2824号
〒150-0002東京都渋谷区渋谷2-8-7
青山宮野ビル2階
総合旅行業務取扱管理者 内山貴之
営業日・営業時間:
月~金 10:00~17:30 土 10:00~12:30
日曜・祝日、年末年始 休業
よくあるご質問
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Q予約はいつからできますか?
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A お帰りの日の330日前からご予約可能です。
ただし宿泊やアクティビティなど予約受付開始前の場合がございます。気になるツアーがありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
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Qいつまで予約可能ですか?
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A ご出発7日前までお申込みいただけます。
ただし弊社営業時間外や日曜、祝日など休業日のお申込みは翌営業日扱いとなります。
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Q悪天候や海況によりダイビングが中止になった場合の対応は?
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A 気象条件によりガイドが中止の判断を行ったダイビングについては、後日ダイビング代を払い戻しいたします。もし日程に余裕があり、現地サービスが対応可能場合には、別日に振り替えられる場合もございます。(ただしその場合でも、お帰り日の延慶はできません)
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Q台風など悪天候で航空便が欠航になりそうな場合の対応は?
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A ■ご出発便について■
各地空港からの出発便が欠航の場合は原則としてツアーキャンセル、ご旅行は取りやめになります。ご旅行代金は全額払い戻しいたします。
出発前に欠航が確定していない場合、状況によっては天候が回復次第、遅れて運行する場合や欠航便の代わりに後発便へ振り替えとなるケースもございます。
※ご出発の便が予定通りに運航している場合ツアーは成立となります。事前にご連絡がないままご予定の便にご搭乗されませんと、お乗り遅れ(ご出発後のキャンセル)と同様の扱いとなり、ご返金できないこともございますのでご注意ください。
■お帰り便について■
欠航が確定していない場合は、原則として予定より早い便に変更することはできません。台風の進路予想で欠航の可能性が高いと思われる場合には、空席状況によってご予定よりも早い便に変更できる場合があります。
ご予定の便が欠航した場合は、後続の運行される便に振り替えが可能です。(混雑時は臨時便が運航するケースもあります。)満席の場合は航空会社カウンターでキャンセル待ちの整理券をお配りしますので、お早目に空港へお向かいください。
当日中にお帰りいただけない場合は、もう1泊していただき翌日の運航便に振り替えでお乗りいただけます。なお、延泊分の宿泊料金はお客様の負担となります。延泊分の宿泊施設につき、弊社で予約のお手伝いも致しますので、ご希望の場合にはご連絡ください。