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最終更新日 2025.06.30

1月の沖縄ダイビングの魅力3選!おすすめポイントから防寒対策まで徹底解説

  • 与那国島
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  • 宮古島

1月の沖縄ダイビングは、本土の冬に比べて比較的お得かつ快適に堪能できます。本記事では、1月の沖縄ダイビングの魅力やおすすめポイント、防寒対策などを紹介します。1月の沖縄ダイビングをより充実させたい方は参考にしてください。

目次

    目次

      沖縄は1月でもダイビングが楽しめる|魅力を3つ紹介

      まずは、1月の沖縄ダイビングの魅力を、3つご紹介します。

      • 魅力1|冬ならではの海中生物に会える
      • 魅力2|比較的お得な価格でダイビングできる
      • 魅力3|旅行費用が安くなる

      魅力1|冬ならではの海中生物に会える

      1月の沖縄の海は、水温が低下してくることで、南下してきた回遊魚や深海に生息している魚が水深を上げて出現することもあり、冬ならではの海中生物と遭遇できるチャンスが高くなります。以下で主に見られる生物をご紹介します。

      ■ウミウシ

      巻貝などの仲間貝の一種で、貝殻が縮小または消失した生物の総称。種類はさまざまで、カラフルな色彩と基本的にはどのウミウシもなめくじのような形状が特徴です。海中をヒラヒラと泳ぐ姿から「海の妖精」と呼ばれています。

      ■コブシメ

      沖縄の冬の風物詩とも言われている甲イカの仲間。冬の水温が下がる時期に多く見られ、大きい個体は60センチを超えるものもいます。興奮すると自在に色彩を変化させ、ホバリングしながら泳いでいる姿が特徴的です。

      ■ハンマーヘッドシャーク(シュモクザメ)

      メジロザメの仲間で、ハンマー型の頭が特徴。ロレンチーニ瓶という敏感な感覚器を頭に持っていて、砂の中にいる獲物でさえも感知できます。沖縄では、与那国島の海底遺跡周辺で多く目撃されています。
      関連記事:海底遺跡の神秘に迫る!与那国島ダイビングの魅力

      ■マンタ

      「オニイトマキエイ」と「ナンヨウマンタ」の2種類がいて沖縄の石垣島で見られるのは主にナンヨウマンタ。5m以下の個体が多いです。好奇心旺盛で警戒心も少ないですが、神経質な面もあるため進行を妨げると逃げる可能性があります。
      関連記事:マンタに遭遇できるかも?川平石崎マンタスクランブルの魅力を徹底解説
      関連記事:石垣島ダイビングでマンタに会う可能性がある?会いやすいおすすめの季節も解説

      ■ザトウクジラ

      冬の12月下旬〜4月上旬にかけて、出産と子育てのために暖かい海へ移動する時期であるため、遭遇率が高いでしょう。大人のクジラで12m〜13m以上、子供でも5m弱。水中では歌っていると言われるほどに鳴き声が響き渡ります。

      魅力2|比較的お得な価格でダイビングできる

      1月の沖縄ダイビングは、ハイシーズンの夏(7月〜9月)に比べ、ダイビング費用が比較的下がります。ダイバーの少ない冬の時期にお得にゆったりダイビングを堪能できるのも、1月の沖縄ダイビングの魅力のひとつです。

      以下でハイシーズンとオフシーズンの金額差の一例を紹介します。(2025年5月調べ)

      【恩納村近郊ダイビング】

      ■ハイシーズン
      ・1ダイブ:¥11,550
      ・2ダイブ:¥20,790

      ■オフシーズン
      ・1ダイブ:¥11,000
      ・2ダイブ:¥19,800

      【離島ダイビング】

      ・1ダイブ:¥11,100〜
      ・オフシーズン:¥22,000〜

      また、ダイビングに使用する機材のレンタル代もオフシーズンの方が価格を安くしているショップもあるため、旅行にいく前に必ず確認してから予約をすることをおすすめします。

      魅力3|旅行費用が安くなる

      1月の沖縄旅行は、年始を過ぎるとオフシーズンに入るため一気に価格が下がります。夏休みなど、全体的に金額の上がる7月、8月は月の中でも価格変動がありますが、1月は成人の日を過ぎると平日、週末に関わらず金額はほぼ横ばいになります。ハイシーズンと比較しても安いため、価格を気にせずに旅行の日程が組めるでしょう。

      1月の沖縄のダイビング環境|本土に比べ温かい・透明度が高い・ダイバーが少ない

      1月の沖縄は、本土の冬に比べ平均気温が高いため、快適だと感じる方も多いかもしれません。海の水温も比較的高く、陸上との気温差が少ないため、身体の負担が少なく、ダイバーにとって潜りやすい時期でもあります。夏よりは水温が低いため、海中のプランクトンは減少し、透明度の高い海をダイバーが少ないオフシーズンの環境で堪能できます。

      【1月の沖縄と伊豆の気候比較】

      ■ 平均気温
      沖縄:17.3℃ 
      伊豆:6.9℃

      ■平均水温
      沖縄:23℃
      伊豆:15.1℃

      【1月の沖縄と伊豆での格好、ダイビングスーツの比較】

      ■陸上での格好
      沖縄:脱ぎ着しやすい上着、長袖、長ズボン
      伊豆:脱ぎ着しやすい厚手のコートや上着、薄手のヒートテックなど重ね着

      ■使用するダイビングスーツ
      沖縄:5mmウェットスーツ+フードベスト、セミドライ、ドライスーツ
      伊豆:ドライスーツ+保温性の高いインナー

      1月の沖縄ダイビングのおすすめポイントを徹底解説

      沖縄にはさまざまなダイビングポイントが点在しています。冬の風の影響でこの時期に潜るのに最適なポイントや、開催されているダイビングツアーを、エリア別にご紹介します。

      • 沖縄本島でおすすめのダイビングショップ&ツアー|大浦湾・崎本部・真栄田岬
      • 宮古島でおすすめのダイビングショップ&ツアー|牛さんありがとう・七又アーチ
      • 与那国島でおすすめのダイビングショップ&ツアー|西崎・海底遺跡
      • 久米島でおすすめのダイビングショップ&ツアー|トンバラ・シチューガマ
      • 石垣島でおすすめのダイビングショップ&ツアー|黒島V字ポイント・伊土名ドーム

      沖縄本島でおすすめのダイビングショップ&ツアー|大浦湾・崎本部・真栄田岬

      ■大浦湾|絶滅危惧種ジュゴンの生息地

      大浦湾は、絶滅危惧種のジュゴンが生息していることで有名です。島内最大の海草藻場が広がっており、近年、青珊瑚の群衆も発見されたポイントです。

      エントリー ボート
      レベル 中級者〜
      最大水深 30m

      ■崎本部|ゴリラチョップ

      崎本部は、エントリービーチ横の大岩が、ゴリラが手刀でチョップしているように見えることから名付けられ、冬の北風にも強いポイントです。

      エントリー ビーチ
      レベル 初級者〜
      最大水深 15m

      ■真栄田岬|青の洞窟

      真栄田岬は、半水面の洞窟で、差し込む太陽の光が幻想的なブルーを生み出しているポイントです。

      エントリー ボート、ビーチ
      レベル 初級者〜
      最大水深 10m

      【おすすめのダイビングショップ&ツアー】

      ■ M.a.r.i.n.e Factory

      • ショップの特徴:午前中に沖縄本島へ到着される方なら、到着後にすぐファンダイブに参加できます。時間いっぱい沖縄を堪能したい方におすすめです。
      • おすすめファンダイビング:慶良間諸島方面ツアー
      • 価格目安(1人参加時):2ダイブ16,000円〜

      ■ 沖縄ダイビング 美ら海グーニーズ 

      • ショップの特徴:完全貸切または極少人数制で青の洞窟を堪能でき、GoPro&本格水中カメラで撮影して無料共有してくれます。
      • おすすめファンダイビング:青の洞窟ツアー
      • 価格目安(1人参加時):2ダイブ29,800円〜

      ■ 琉球てぃーだ(北谷町) 

      • ショップの特徴:PADI登録店として「1 Dive 1 Cleanup」プロジェクトに参加し、ツアー中に海洋ゴミを回収する活動をしています。LINEのショップカードで5ポイント貯めるとダイビング料金1日分10%OFFの特典チケットを獲得できます。
      • おすすめファンダイビング:恩納村、万座方面ツアー
      • 価格目安(1人参加時):2ダイブ18,700円〜

      ■ オーシャンビーチちゃたん 

      • ショップの特徴:シニア限定らくちんサポート(器材脱着・タンク交換の代行)やクラブハウスの託児サービスなど、年代・家族構成問わずダイビングに参加しやすい体制が整っています。
      • おすすめファンダイビング:北谷・残波ツアー
      • 価格目安(1人参加時):2ダイブ18,700円〜

      ※表示されている価格は、ボートダイビングの価格です
      ※その他のツアー、器材レンタル費等はショップに問い合わせください
      ※2025年5月時点での調査結果です

      宮古島でおすすめのダイビングショップ&ツアー|牛さんありがとう・七又アーチ

      ■牛さんありがとう|アドヴェンチャー感満載の洞窟エリア

      牛さんありがとうは、透明度が平均的に高く、いつでも目の覚めるような青さが特徴で、クレパスの先を抜けたところにある洞窟ポイントです。カッポレやアマミスズメダイも見られます。

      エントリー ボート
      レベル 初級者〜
      最大水深 20m

      ■七又アーチ|不思議なアーチ空間を楽しめる

      七又アーチは、宮古島にある他の洞窟ポイントとは異なる雰囲気を持っています。柱が乱立しているように見えることから「パルテノン神殿」とも呼ばれているポイントです。

      エントリー ボート
      レベル 初級者〜
      最大水深 10m

      【おすすめのダイビングショップ&ツアー】

      ■ マレア宮古島

      • ショップの特徴:ダイビングライセンス取得からファンダイビングまで対応する総合施設。天候に左右されない屋内プールや宿泊施設を併設し、快適な滞在とトレーニング環境を提供しています。
      • おすすめファンダイビング:南海岸・来間島
      • 価格目安(1人参加時):2ダイブ17,600円〜

      ■ BLUE SPACE

      • ショップの特徴:伊良部島・下地島の代表的地形ポイント「魔王の宮殿」「通り池」へ、2ボート制で向かうスケジュールが特徴。
      • おすすめファンダイビング:伊良部島、下地島ツアー
      • 価格目安(1人参加時):2ダイブ17,600円〜

      ■ アクアティックアドベンチャー

      • ショップの特徴:エア消費が早い人向けに、同料金で10L→12Lタンクへ変更可能。浮力調整しやすく、三大地形ポイントでロングダイブを楽しめます。
      • おすすめファンダイビング:三大地形ポイント
      • 価格目安(1人参加時):2ダイブ16,500円〜

      ※表示されている価格は、ボートダイビングの価格
      ※その他のツアー、器材レンタル費等はショップに問い合わせください
      ※2025年5月時点での調査結果です

      与那国島でおすすめのダイビングショップ&ツアー|西崎・海底遺跡

      ■西崎|冬の代名詞ハンマーヘッドシャークを狙う

      西崎は、ハンマーヘッドシャークの群れを狙う有名ポイントで、何も見られないこともあるため、「どうしてもハンマーヘッドシャークに出会いたい」という強い意思や憧れを持つ方は挑戦してみるといいでしょう。

      エントリー ボート
      レベル 中級者〜
      最大水深 20m

      ■海底遺跡|海のロマンに思いを馳せる

      海底遺跡は、人工的に作られたのか、はたまた自然にできたものなのか解明されていない遺跡のようなものがある、世界的に有名なポイントです。

      エントリー ボート
      レベル 初級者〜
      最大水深 17m

      【おすすめのダイビングショップ&ツアー】

      ■ Diving Service MARLIN

      • ショップの特徴:マクロからダイナミックまで、幅広いツアーの開催が特徴です。期間限定で早朝・サンセットダイビングも開催しています。
      • おすすめファンダイビング:西崎ハンマーヘッドウォッチング
      • 価格目安(1人参加時):2ダイブ20,900円〜

      ■ 与那国ダイビングサービス民宿よしまる荘

      • ショップの特徴: 1978年から親子2代にわたっての、与那国島で一番歴史あるダイビングショップです。ビギナーから、ベテラン・シニアダイバーまで、スタッフが徹底サポートしてくれます。
      • おすすめファンダイビング:遺跡ポイントダイビング
      • 価格目安(1人参加時):2ダイブ20,900円〜

      ※表示されている価格は、ボートダイビングの価格です
      ※その他のツアー、器材レンタル費等はショップに問い合わせください
      ※2025年5月時点での調査結果です

      久米島でおすすめのダイビングショップ&ツアー|トンバラ・シチューガマ

      ■トンバラ|冬の大物狙いの有名ポイント

      トンバラは、沖縄屈指の大物狙いポイントです。島の南に大きくそびえ立つトンバラ岩の周辺を、イソマグロなどの回遊魚や、この時期にはハンマーヘッドシャークの群れと遭遇する可能性もあるポイントです。

      エントリー ボート
      レベル 中級者〜
      最大水深 30m

      ■シチューガマ|久米島屈指の地形ポイント

      シチューガマは、ドロップオフから、竪穴、洞窟まである大人気地形ポイント。クレパスや竪穴から差し込む光が幻想的なポイントです。

      エントリー ボート
      レベル 初級者〜
      最大水深 30m

      【おすすめのダイビングショップ&ツアー】

      ■ 仲里マリン

      • ショップの特徴:1日1組限定の完全貸切で、少人数制のオリジナルツアーを堪能できます。送迎付きでわがまま放題の久米島を満喫するならおすすめのプランです。
      • おすすめファンダイビング:premiumプラン
      • 価格目安(1人参加時):2ダイブ21,000円〜

      ■ イーズダイビング久米島

      • ショップの特徴:自社ボートを所有していて、ショップには民宿も隣接されています。「そのひとなりの楽しみ方を」をコンセプトにリクエストにそったダイビングツアーが売りです。
      • おすすめファンダイビング:ポイントリクエストダイブ
      • 価格目安(1人参加時):2ダイブ15,400円〜

      ※表示されている価格は、ボートダイビングの価格です
      ※その他のツアー、器材レンタル費等はショップに問い合わせください
      ※2025年5月時点での調査結果です

      石垣島でおすすめのダイビングショップ&ツアー|黒島V字ポイント・伊土名ドーム

      ■黒島V字ポイント|大迫力の捕食マンタ

      黒島V字ポイントは、ダイナミックなドロップオフに、V字の切れ込みがあるポイントで、さまざまな回遊魚やネムリブカと遭遇する可能性もあるポイントです。

      エントリー ボート
      レベル 中級者〜
      最大水深 27m

      ■伊土名ドーム|ドームの中に光が差しこむ地形ポイント

      伊土名ドームは、天井から降り注ぐ光のシャワーが幻想的で、水深も比較的浅いため初心者におすすめのポイントです。

      エントリー ボート
      レベル 初級者〜
      最大水深 20m

      【おすすめのダイビングショップ&ツアー】

      ■ 八重山 Diving Service Field 

      • ショップの特徴:石垣島・竹富島・黒島・西表島など八重山全域をカバーし、サンゴ・砂地・大物・マンタと様々な目的に沿って、少人数制のチーム分けで楽しめることが可能です。
      • おすすめファンダイビング:石垣島を中心に八重山前半
      • 価格目安(1人参加時):2ダイブ18,700円〜

      ■ 南ぬ島 Dive Site 

      • ショップの特徴:ファンダイビングは1チーム最大4名で、季節、海況、天候に合わせてその日のベストポイントへ案内してもらえます。
      • おすすめファンダイビング:竹富島、黒島エリア
      • 価格目安(1人参加時):2ダイブ23,000円〜

      ■ 石垣トータルマリン  

      • ショップの特徴:15人のりボートでも、参加者は最大6名様までの制限があり、ゆったりのんびりとダイビングを楽しめます。
      • おすすめファンダイビング:マンタポイントダイビング
      • 価格目安(1人参加時):2ダイブ15,400円〜

      ※表示されている価格は、ボートダイビングの価格です
      ※その他のツアー、器材レンタル費等はショップに問い合わせください
      ※2025年5月時点での調査結果です

      防寒対策をして1月の沖縄ダイビングを楽しもう

      1月の沖縄は、本土より暖かいとはいえ、ダイビング前後の防寒対策が必要です。ウェットスーツで潜ることも可能ですが、無理をせずセミドライスーツやドライスーツを使用し、ダイビング中の冷えを予防しましょう。

      【ダイビング前中後の防寒対策】

      ■ダイビング前
      船の移動中はボートコートを着用する

      ■ダイビング中
      セミドライスーツ、ドライスーツを使用する
      ドライスーツのインナーで保温調整する

      ■ダイビング後
      ダイビング後すぐに身体の水気を拭き取る
      船の移動中はボートコートを着用する
      温かい飲み物を飲む

      また、沖縄のサンゴは生殖しているもの、漂着しているものに関わらず、全て持ち帰ることはできません。海の環境を守り、美しい沖縄の海がより多くの人々に堪能してもらえるように、心掛けたダイビングをしていきましょう。

      参考記事:海岸に漂着した砂やサンゴのカケラ等|沖縄県公式ホームページ

      沖縄のダイビングツアーについては以下から確認してみてください。

      沖縄ダイビングツアーの詳細はこちら|南西旅行開発