巡るつながりの島屋久島

黒潮のただ中およそ2000mでそびえる屋久島は水の循環を身近に体感できる島です。
海から立ちのぼった水蒸気が山肌にあたり、雨となって降り注ぐ。雨は薄い土壌を通って川に注ぎ再び海へ還っていく。
その水の循環が木々をはじめとする多様な動植物を育み、人々はその恵みを得て暮らしてきました。
水と自然の巡りが屋久島を創っています。
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屋久島ツアー一覧
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屋久島ってどんなところ?
本土最南端・佐多岬の南方約60kmに浮かぶ屋久島。中央部には宮之浦岳を筆頭に1800mを超す山々がそびえます。急峻な地形は標高ごとに亜熱帯~高山帯の植生をもたらし、こうした垂直分布の貴重さが認められ日本初の世界自然遺産に登録されました。
屋久島は雨が多いことで有名で、特に梅雨の終わりや台風の時は雨量が増えます。平地の平均気温は冬でも10℃を下回りませんが、標高が上がると気温が下がるので登山時は気を付けましょう。冬の山間部には積雪もみられます。
屋久島のみどころとして真っ先に思い浮かぶのは山や森でしょう。森には縄文杉に限らず杉の巨木がそびえ、足元には柔らかな苔が繁茂しています。ハードな登山は苦手という方でも、森林浴のガイドツアーに参加すれば木々と触れ合う森の時間を過ごすことができます。
また屋久島には「海に10日、里に10日、山に10日」という言葉があります。どれかに偏って恵みを取りつくすのではなく、必要な分だけをいただきながら暮らしましょうという言い伝えです。黒潮のただ中にある屋久島の海は魚種が豊かです。里場でも島の風土を活かした産品づくりが営まれています。山だけでなく、里や海もぜひ訪ねてみて下さい。
- 面積 504平方km
- 人口 1万1千人
- 気候 亜熱帯~亜寒帯性気候
屋久島ってどうやって行くの?
島へのアクセスは、航空便が大阪(伊丹)、福岡、鹿児島から運航しており、高速船やフェリーでも鹿児島から入ることができます。
島の周囲は約100kmあり、島内移動には車が欠かせません。 島内の各種マップは屋久島マップからご覧いただけます。
東京から
羽田空港から鹿児島経由便で約3時間
名古屋から
中部国際空港から鹿児島経由便で約3時間
大阪から
伊丹空港から直行便で約1時間45分
屋久島のシーズン
トレッキングのシーズンは3月~11月
季節感のある屋久島では、目的により行く時期を選ぶのがお薦めです。トレッキングが目的の場合、縄文杉や宮之浦岳など標高が高いところを目指す場合には3月~11月がシーズンです。冬場は積雪で登山道に入れない場合があります。
苔むす森で知られる白谷雲水峡は、よほどのことがない限り通年行くことができます。トレッキングを含む旅行の計画や装備などはトレッキングのコツ・注意点もご覧ください。
7月後半~9月は海や川のアクティビティを楽しめる
シュノーケリングやダイビング、リバーカヤックなど海・川でのアクティビティは梅雨が明ける7月後半~9月が気持ちよく楽しめます。
ゆっくり交流や観光を楽しめる12月~2月
12月~2月の冬期は訪れる人がぐっと減ります。その分地元の方とゆっくり話したりできるので、交流したいという方にはおススメのシーズンです。
また主だったスポットにも人がいないので、写真を撮られる方向きの時期でもあります。
特に2月は魚が脂が乗っていて美味しく、タンカンも収穫期な上、後半になると暖かくなってくる穴場のタイミングです。
屋久島のアクティビティ
屋久島のイベント・祭事
1月 | 屋久島一周ウルトラECOマラニック |
---|---|
2月 | サイクリング屋久島 |
3月 | |
4月 | 宮之浦春祭り |
5月 | |
6月 | 安房如竹祭り・六月燈 |
7月 | 一湊浜まつり |
8月 | |
9月 | 十五夜綱引き(旧暦8月15日) |
10月 | やくしま森祭り |
11月 | 屋久島夢祭り |
12月 |
屋久島ツアーの注意点
目的に合った宿泊地や交通手段を選ぼう
屋久島のトレッキングはコースにより利用する登山口が異なります。そのため最寄りの集落が違っていて、縄文杉は安房、白谷雲水峡は宮之浦が最寄りの集落となります。出発が早朝になることもあるトレッキング、少しでも移動時間を節約できるよう、登山口に近い集落を選んで宿泊の拠点にされると便利です。
トレッキング以外のアクティビティについても、送迎の対象エリアが決まっていることが多いです。宮之浦~尾之間という島の北東部から南部にかけてのエリアを選ぶと無難でしょう。
また宿泊地が決まれば屋久島までの交通手段も選びやすくなります。屋久島空港がある小瀬田は宮之浦と安房の間にあります。フェリーは宮之浦の港、ジェットフォイルは便により宮之浦・安房両方の港を利用します。
島内の交通手段としては、路線バスも走っていますが、本数が限られるため自分たちの都合に合わせて動き回るのには少し心もとないかもしれません。島内の移動はレンタカーの利用を考えた方がよさそうです。
初めての土地での運転は自信がないという方は、観光タクシーを利用するのも一案です。ドライバーの方に途中観光スポットなども解説してもらえて、自分たちだけでは分からなかった島のことも知れるでしょう。
ルールやマナーを守って観光を楽しもう
屋久島は日本で初めて世界自然遺産に登録された島です。数千年の時をかけて形づくられた屋久島の貴重な自然を守るため、訪れる私たちも知っておかなければならない事柄があります。
気付かずに島の自然や現地の習慣・文化を損なわないよう、訪問前に地元でまとめられたガイドブックに目を通しておきましょう。
島にはエコツアーのガイドさんもいらっしゃいます。知識と経験豊富な地元ガイドの方と島を回ると、自然のみならず島の暮らしや文化も詳しく知ることができて、より奥深く屋久島を味わうことができます。
屋久島をもっと知る
宿泊情報
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屋久島には個性的な民宿やロッジ、ペンションからホテルまで多様な宿泊施設があります。島内では大きな町である宮之浦や安房に泊まれば、夜は地元のお店に食べに行く楽しみも。広い屋久島、泊まる翌日の予定や目的にあう宿泊先を選びましょう。

旅行のコツ・まわり方
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屋久島に初めて行こうかな、という方向けに屋久島の概要や旅行のコツをご紹介しています。屋久島の自然やベストシーズン、旅の見どころなどを押さえて、旅行の計画を立てる参考にして下さい。
