島をまなぶ、ナビゲートする

最終更新日 2025.06.20

屋久島観光スポット情報

  • 屋久島

屋久島というと、どうしても深い森と杉の木が真っ先に頭に浮かびますが、見どころはそれだけではありません。ここでは屋久島の見どころをぐるっと一周ご案内しましょう。

※地図中の番号は本文中の番号と対応しています。

宮之浦

①宮之浦は屋久島で一番大きな町で、多くの飲食店等が集まっています。鹿児島からの高速船の多くも、ここ宮之浦の港に到着します。
屋久島の山や海などの自然、島民の暮らしを紹介した屋久島環境文化村センターは、宮之浦港から歩いて5分の位置にあります。縦14m、横20mの巨大スクリーンを備えた映像ホールでは屋久島の自然の映像が上映され、その迫力に圧倒されます。

環境文化村センター
屋久島環境文化村センター

安房

宮之浦から車で約30分時計回りに島を回ったところにある安房。縄文杉登山口への入り口だけあって、屋久杉にちなんだ観光スポットがたくさんあります。

荒川登山口
縄文杉へのスタート荒川登山口

屋久杉自然館・世界遺産センター

市街地からすぐのところにある②屋久杉自然館は、屋久杉に関するあらゆる情報がそろった博物館。隣接する③屋久島世界遺産センターでは屋久島が世界自然遺産に登録された背景や、屋久島の自然の概要について改めて知ることができます。

屋久杉自然館
屋久杉自然館

ヤクスギランド

同じ道をまっすぐ進むと出てくるのが、④ヤクスギランドです。名前こそテーマパークのようですが、屋久島の自然がぎゅっと詰まったトレッキングコースが整備されています。4本のルートがあり、コースは最長でも150分。ルートの途中には吊り橋もあって、渓谷の景色も楽しめます。

ヤクスギランド
ヤクスギランド入口

紀元杉

さらにこの道を奥へと進むと待っているのが、⑤紀元杉との出会い。紀元杉は車で観に行くことができる、最古かつ最大級の屋久杉として知られ、その樹齢は3,000年とも推定されています。「体力がちょっと…」という方でも屋久杉の迫力に直に触れることができる絶好のスポットです。

紀元杉
紀元杉

トローキの滝、千尋の滝

島の南側は、屋久島の「水」を感じられるスポットが点在しています。安房と尾之間の間を流れる鯛ノ川は、2つの有名な滝を擁しています。⑥トローキの滝は鯛ノ川が海に流れ落ちる河口にあり、わずか6mの落差ですが、展望台から眺められるモッチョム岳を背景にした景色は美しいです。同じ鯛ノ川を上流に向かうと、今度は⑦千尋の滝があります。巨大な花崗岩の一枚岩を深くV字に削って流れる様子は迫力満点。駐車場から徒歩1分の展望台から全貌が眺められます。

千尋の滝
千尋の滝

尾之間温泉

島の南の端は温泉が集中する地域。尾之間には、⑧屋久島いわさきホテルや⑨JRホテル屋久島といった温泉付きホテルがあります。

尾之間温泉
尾之間温泉

平内海中温泉・湯泊温泉

また、⑩平内海中温泉や⑪湯泊温泉は、海沿いにあり開放感一杯。特に平内海中温泉は干潮時の2時間程度しか入れない秘湯。ただ、いずれもかなり「開放的」な温泉なので、入浴するには勇気が必要!?

湯泊温泉
湯泊温泉

屋久島フルーツガーデン・中間ガジュマル

島の南西部にある⑫屋久島フルーツガーデンには、約35,000㎡の敷地にパパイヤ、マンゴーなどの熱帯果樹や植物が栽培されています。園内をぐるっと回った後は、休憩所で旬のフルーツが試食できます。
屋久島フルーツガーデンのそば、中間川の河口付近では、⑬屋久島最大のガジュマルが見られます。樹齢300年ともいわれ、小道をアーチ形にまたいでいます。その他中間橋の下流にも数本のガジュマルが川面にかぶさるように茂っています。

パパイヤ
パパイヤ

大川の滝

西部林道に至る直前、大川の河口近くで豪快な姿を見せるのが⑭大川の滝。日本の滝百選にも選ばれる名瀑で、落差は88mもあります。車で近くまで行き、駐車場から遊歩道で滝壺近くまで近づけます。照葉樹林の真ん中、ゴツゴツとした岩肌を流れ落ちる姿は実に豪快。滝への入口にはこれまた日本の名水百選に選ばれている大川湧水があり、きれいな水を眺めるだけでなく口にすることもできます。

大川の滝

西部林道

⑮西部林道は栗生と永田の両地区を結ぶ約30kmの区間の通称。道沿い一帯は原生林に覆われ、時折ヤクジカやヤクザルなどの動物か顔を覗かせることもあるそう。道幅は必ずしも広くなく、動物の飛び出しなどもありえるので、運転には要注意。

ヤクジカ
ヤクジカ

屋久島灯台

島の北西部に横たわる永田地区。屋久島の中でも有数の美しい海岸を擁し、とりわけゆっくりした時間の流れを感じられる地区。永田岬に立つ⑯屋久島灯台からは口永良部島の全体が見渡せます。

屋久島灯台
屋久島灯台

永田いなか浜

⑰永田いなか浜は白い砂の浜が1km以上も続く美しい海岸で、ウミガメの産卵地としても知られています。古民家を移築して建てた送陽邸はこの永田いなか浜に面しており、夏場にはその名の通り海に沈む夕日を眺めることができます。

いなか浜
永田いなか浜

一湊海水浴場、志戸子ガジュマル公園

屋久島の北端、矢筈岬の付け根にある⑱一湊海水浴場。平成18年には鹿児島県の海水浴場水質検査で県1位の成績をおさめたほどきれいな白砂のビーチ。シャワーやトイレなどの設備も整っています。海水浴場近くの海中はサンゴ礁と魚類が豊富で、シュノーケリングやダイビングのスポットともなっています。
矢筈岬から宮之浦方面に向かう途中にある志戸子集落の海岸線に⑲志戸子ガジュマル公園があります。糸を引くように根を垂らすガジュマルの木は屋久島で多く見られますが、ここのように群生しているところは多くないそうです。園内には1周10分ほどの遊歩道があり、鬱蒼と茂るガジュマルの下にはクワズイモが自生しており、まるでジャングルを歩いているような気分にさせます。

一湊海水浴場
一湊海水浴場