島をまなぶ、ナビゲートする

最終更新日 2025.06.19

奄美大島の自然

  • 奄美大島

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      紺碧の海

      打田原ビーチ

      奄美大島を代表する自然といえば、なんと言っても美しく青い海でしょう。青と一口で言っても、深い群青色から空を映すようなスカイブルー、そして海底のサンゴが透き通って見えるターコイズブルーと、様々な青が混じり合っています。

      空港からすぐそばにあるあやまる岬にはそんな紺碧の海を180度見渡せる展望台があります。眼前を遮るものは何もありません。 奄美大島に到着した日、もしくは帰る日に是非立ち寄りたいお薦めのスポットです。 空港からあやまる岬までの海岸沿いにはサイクリングロードが整備されていて(全長5.6km)、途中島内でも指折りの美しさを誇る土盛海岸(ともりかいがん)にも立ち寄ることができます。 レンタサイクルはコーラルパームスでできます。(一日500円)

      あやまる岬

      また奄美大島南部、加計呂麻島(かけろまじま)との間に横たわる大島海峡は、複雑に入り組んだリアス式海岸が描く海岸線がとても綺麗。 碧い水面と海岸ぎりぎりまで覆う緑が入り組む様子は息をのむ美しさです。 北部から車で国道58号線を南下すると、トンネルを抜けた瞬間に目に飛び込んでくる景色に思わず目を奪われます。 国道58号線を少し外れたところにある高知山展望台(こうちやまてんぼうだい)からはそんな大島海峡、加計呂麻島を一望できるだけではなく、天気がいい日には徳之島も見ることができます。 せっかく奄美大島に行ったからには、一足のばして是非見ておきたい絶景スポットです。

      高知山展望台

      海の上だけでは飽き足りないという方は、半潜水式水中観光船マリンビューワーせとで海中散歩を 楽しみましょう。大島海峡を約50分かけてゆっくり遊覧します。海中にある船室のガラス越しに、サンゴ礁やクマノミ・スズメダイなど色とりどりの熱帯魚を観察できます。

      マリンスポーツ・アクティビティー

      奄美大島ウミガメ

      もちろん、きれいな海でのマリンスポーツも盛ん。20~30mは当たり前という透明度の高い奄美の海は ダイビングにぴったり。奄美大島北部から南部まで至る所にポイントがあります。 ダイビングはちょっと、という方はシュノーケリングでも十分満喫できます。 島に挟まれた大島海峡は波も静かで、ゆったり海中を楽しむことができます。

       ※ファンダイビング、体験ダイビング、シュノーケリングはオプショナルツアーです。ご旅行本体と合わせてお申し込み下さい。

      この他、大島海峡はシーカヤックの本場でもあります。毎年6月下旬~7月上旬に開催される奄美シーカヤックマラソン大会 in 加計呂麻島は参加者数300人に上る日本でも指折りの大規模な大会です。
      また、黒潮に乗ってくる回遊魚狙いのフィッシングや、サーフィンのため、奄美大島を訪れる方も多いです。

      加計呂麻島シーカヤックマラソン大会

      金作原&マングローブ

      奄美大島の自然の魅力は海だけではありません。陸上には亜熱帯の気候が育んだ濃密なジャングルが広がっています。 中でも奄美大島中部に広がる金作原(きんさくばる)は亜熱帯植物が茂り、数多くの種類の動物が棲息しています。 (鹿児島県観光ホームページの紹介はこちら。) 鬱蒼と茂る森をのんびり散策して、動植物の生態をじっくり観察するなら、トレッキングがお勧め。 もっと奥深くまで金作原を探索したいなら、マウンテンバイクツーリングツアーに参加しましょう。 森林浴をしながら全長9kmに及ぶコースをマウンテンバイクで駆け抜けるツアーは気分爽快。 いずれのコースも3時間ほどでジャングル探検が味わえます。

      金作原

      半日ジャングルを探検した後は、住用町(すみようちょう)のマングローブを訪れてはいかがでしょうか? 71平方kmにわたって広がる奄美大島のマングローブは、西表島に次ぐ日本国内第二位の規模です。 国道58号線沿い、道の駅に併設されている黒潮の森マングローブパークでは住用のマングローブや、 奄美大島のマングローブにしか生息しないリュウキュウアユについて学ぶことができます。 また、カヌーでマングローブの間を漕ぎ進むツアーに参加すれば、マングローブ特有の動植物を間近で観察することができます。

      マングローブカヌー

      ※金作原散策&マングローブカヌー、マングローブカヌー120分体験はオプショナルツアーです。ご旅行本体と合わせてお申し込み下さい。

      貴重な動植物

      アマミノクロウサギ

      奄美大島が大陸から分離したのは、およそ100万年前と言われています。以来奄美大島では取り残された動植物が独自の進化を遂げてきました。 その代表例が国の特別天然記念物にも指定されているアマミノクロウサギです。 アマミノクロウサギは夜行性で昼間は巣穴に隠れているため、出会うためにはナイトツアーに参加する必要があります。
      また、奄美大島の海岸にはウミガメが産卵に訪れることもあります。 5月~7月にかけて、龍郷町の渡連(どれん)キャンプ場ビーチにはウミガメが産卵しに上陸してくることもあるそうです。 観察に際しては渡連キャンプ場のガイドツアーに参加して、マナーを守って静かに見守りましょう。

      この他、加計呂麻島周辺では、クジラやイルカの目撃情報も集められています。 ダイビングなどで海に出ているとひょっこり出くわすこともあるかもしれません。 (詳しくはカケロマクジラプロジェクトXをご参照下さい)